今日の清心

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被爆体験伝承者として活動しておられる、社会科の小林先生から、「被爆体験証言者交流の集い研修会」のご紹介がありました。

3月20日(月・祝)13:30~、場所は広島平和記念資料館東館地下1階メモリアルホールです。

第一部は、広島で被爆死したアメリカ兵捕虜を調査されてきた被爆者の森重昭さんと、アメリカ兵遺族との交流を記録したドキュメンタリー映画である「灯籠流し “Paper Lanterns”」の上映、第二部は、森さんを講師にお招きしての講演会です。

森さんの奥様もお嬢さんも清心出身でいらっしゃいます。事前申し込みは不要とのことですので、ぜひご参加ください。

3月14日、中3と高Ⅰを対象に、卒業生を4人お招きして進路講演会が行われました。

それぞれ今ご自身がされているお仕事についてや、大学での研究・生活、高校生の時どのように進路を決定したのかなど、とても具体的に話して下さいました。

生徒たちは、自分と重なるところがあったのか、特に進路選択に関して先輩本人が実際に悩んだこと、高校生の時の自分の状態や関心があったことを話して下さったときは、身を乗り出して聞いていました。

質疑応答の際も、大学生の実態や進路を決めた時期、高校での教科ごとの勉強の仕方など、積極的に質問していました。

講演会終了後は、しばらく残って高Ⅱの質問にも答えて下さいました。

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先輩方からは、 「夢に向かってがんばれ!」 というメッセージをいただきました。

 

今日で、学年末テストが終了し、教科書販売・掃除・祈りの集い・終礼のあとは、

明日の新入生登校日に向けての準備を行いました。

お天気も良いようです。

たくさん持って帰っていただく物もありますが、

まずは何よりも皆さんにお会いできることを楽しみにしております。

清心名物の審議委員手作りの「清心物語」も完成しました。

別冊はいつ読んでも笑えます。「清心あるある」がたくさん

載っていて、名作です。

それでは、明日どうぞよろしくお願いいたします。

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2017.3.11日記

四旬節です!

イースター(復活祭)への準備期間である四旬節の今、職員室前の掲示板ではカウントダウンが行われています。

今日、3月11日は、イースターまで36日、今年のイースターは4月16日です。

 

放課後、水泳部が冬の間プールを覆っていたブルーシートを干していました。今日は風が強いのでよく乾きそうです。

今月末から泳ぎ始めます。この恵まれた環境に感謝しつつ、部員たちはとてもはりきっています。

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東日本大震災から6年目の今日、全校で追悼・復興のための祈りの集いを行いました。

最初に東日本大震災犠牲者のために黙祷をしたあと、被災地の近況や被災地支援についてお話がありました。

震災から6年が経ち、避難者や仮設住宅の減少によって復興は大きく進んでいると思ってしまいがちですが、実際にはまだまだ私たちが支援できることはたくさんあります。にもかかわらず、やはり数だけをみて、もう支援は必要ないと、どんどん支援に行く人たちも減少しています。

お話の後、「震災で亡くなられた方々のことを忘れない」との思いを込めて、イギリスの音楽家ジョン・ラターが作詞・作曲した「永遠の花」という曲を聴きながら、心静かに被災地について思いを馳せました。

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集いの最後に、全員で次のお祈りをしました。

≪東日本大震災を受けて祈りをともに≫

神さま、地震や津波にあって、

今も苦しんでいる人々をお助けください。

家族を失くした人々、家や仕事を失くして困っている人々、

悲しみや苦しみのために心の力を失くしている人々に、

勇気と希望をお与えください。

そして、わたしたちも、

この人々のことをいつも思い出し、

助け合う心をもつことができますように。

イエスさまのみ名によって。アーメン

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これからも、東北だけでなく、地元広島の土砂災害や熊本地震、そして世界中で苦しんでいる方々に関心を寄せ、心に留めながら私たちの「寄り添う」気持ちを忘れないで過ごし、できることをしていきたいと思います。

 

 

 

 

2月19日に長崎原爆資料館大ホールで行われた「朝日新聞長崎総局 ナガサキノート3000回記念シンポジウム」に社会科の小林先生が参加され、その時のレポートを書いて下さいました。

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このシンポジウムは『あの日から』をつなぐというテーマで、内容は長崎の被爆の実相と東日本大震災をどう伝えるかというものでした。

 

第1部は東日本大震災後の被災者の抱く思いを伝えるという内容で、鎌倉から南相馬に移住されて被災者の声を聴く活動をされている芥川賞作家の柳美里さんと、同じく芥川賞作家であり現長崎原爆資料館館長の青来有一さんの対談でした。

第2部は長崎大学医学部を卒業して病院に勤務している現役若手医師による平和を願う歌のコンサートでした。

第3部は被爆の実相をどう伝えるかというシンポジウムでした。

ここでのパネリストは、長崎の被爆体験証言者の山脇さん、被爆2世の大野さん、長崎大学生の淵さんと広島の被爆体験伝承者の小林でした。

 

広島と同じく長崎も被爆を実際に体験された方々が高齢化され、被爆体験証言活動が難しくなるなかで、被爆体験を伝承することの大切さが改めて確認されました。

実際に被爆を体験していない自分が被爆を語るとき、その資格があるのかという葛藤がありました。しかし、そのことを私自身がこの集会に参加したことで吹っ切れたことが大きな収穫でした。

シンポジウムの最後に会場の一人の方が言われた『今日の聞き手は明日の語り部』という言葉が忘れられません。また、柳美里さんが『事実を知った人には伝える責任がある』という言葉も私の背中を大きく押してくれました。

このシンポジウムに地元長崎の中高生も参加し、伝えることの大切さを共有できたことは大きな喜びでした。

 

原発事故後の福島については被災者の方々の厳しい現状が語られました。

南相馬に移住されて被災者の声を聴く活動をされている柳美里さんのお話からは、

被災者の方々は広島・長崎の被爆者の方々が受けたと同じように、放射能が伝染するという根も葉もない風評被害のため深い心の傷を負っておられるという現実があることを知りました。

日本人は災害の時にも冷静さを失わず整然と行動していたという美談がある一方で、こうして心を痛めておられる方々がたくさんおられるとことを忘れてはならないと思います。

同じ被爆ということについて、もっともっと多くの国民が知らなければならないことがこんなにあるのかと驚きました。

やはりまず事実を知ること、そして伝えることの大切さをこの集会に参加して再認識しました。

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毎年、食堂でお世話になっている平田ご夫妻から、卒業式にはお花をいただいています。

当日は、参列もしてくださいました。

そして、卒業生も例年、平田ご夫妻にお礼の言葉を伝えに行っています。

生徒たちは、ご夫妻の愛情こもった料理にどれだけ力をいただいたことでしょう。

先日も美味しいぜんざいをいただきました。

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これからもよろしくお願いいたします。お身体には十分お気を付けてください。

 

七宝作家の田中稔子さんのお話を高1の宗教の時間に伺いました。

本校としては、55期生が高3のときにいらして頂いて以来の講演となります。

田中さんは七宝作品を本校に寄贈していただいた方で、被爆者でもあります。

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70歳を過ぎてから被爆者体験を語ろうと証言を始められました。

1学期に生徒たちは、田中さんの新聞記事を読んで、感想お手紙を書いたところからの

交流のスタートです。

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当日は、短い時間の中でしたが、七宝作品に込められた被爆の思いが伝わりました。

お話の最後に、語られた言葉にその思いが込められています。

So I ask you, please make many friends from other countries.

When you do so,you are moving the world towards peace.

これからも国内外でお話をしていかれると聞きました。

お越しいただいて、ありがとうございました。

素敵なご自宅のアトリエは、公開されています。

皆様もどうぞごらんになってみてください。

 

 

広島県赤十字血液センターが発刊している「ほっとクロス」特別号の表紙に本校の生徒たちが選ばれ、今日撮影が行われました。

若年層への献血活動の啓蒙に関する特集が組まれるそうです。

撮影の様子です。

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NHK Eテレ「Rの法則・震災特集」で本校の生徒たちのようすが紹介されます。

3月6日(月)18:55~19:25 「東日本大震災から6年 高校生が見つめた被災地」

この夏、東北スタディツアーに参加し、報告会を行った高校2年生2人や報告会に参加した生徒たちを取材したようすが放送されます。先日行われた収録には、R’sのタレントさん春日彩香さんも終日参加されました。生徒たちの真剣な報告会や質疑応答・その後のインタビューなどが放映されると聞いています。当日の番組(生放送)では、その収録を見ながら、スタディツアー主催者であるフォトジャーナリスト安田菜津紀さんを交えて、震災から6年経とうとする今、10代を中心としたスタジオ参加者・視聴者が「被災地の現状」や「震災から学ぶべきこと」などについて共に考え、話し合う企画とのことです。