読書の秋、中学一年生は自分にとって大好きな作品を一つ選び、その本を書いて下さった書き手にお手紙を書きました。読書感想文には困った顔をする生徒たちも、この時ばかりは真剣にペンを走らせます。
そして今、手紙に対するお返事が、少しずつ返ってきています。
「丁寧にお手紙を頂くことは珍しく、とてもうれしくなりました。」
「お手紙、本当に本当にありがとう。私の大切な宝物です。」
「私の書いた本でこんなに感動してくれる人がいる。それだけで胸が熱くなりました。」
「これからも本と共に、素晴らしい人生にしていって下さい。応援しています。」
…著者の皆様から頂いた文面を見てみると、こちらがさらに感動させてもらうような素敵な文章があふれています。そして、複数の生徒がお手紙を送った『博士の愛した数式』の著者、小川洋子さんからは、本校図書館に2冊の本が届けられました。
「数によって心を通わせる登場人物たちを、皆さんが各々の感性でとらえて下さっていました。書き手としてこれほどの励ましはありません。」このようなあたたかいメッセージも一緒です。
『なぜヤギは、車好きなのか』 小林朋道様
『きみと歩けば』 出口すみ子様
『サッカーボーイズ』 清水久美子様
『手紙屋』 喜多川泰様
『虹色ほたる』 川口雅幸様
『面白いほどよく分かるイヌの気持ち』 藤井聡様
『二人の紅茶王』 磯淵猛様
『博士の愛した数式』 小川洋子様
生徒たちが一生懸命書いた思いを受け止め、お返事を下さってありがとうございました。
また、お手紙を転送下さった出版社の皆様、読んで下さった全ての方々に心より感謝申し上げます。若い読書を大切にして下さるお気持ちは、手紙を書いた生徒たち全員で分かち合おうと思います。
これからも本との出会いでみんなが豊かな人生を歩めますように!
今日も読んでいただき,ありがとうございました。